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新太を追い払ったあと、誠孝はさっきのドレスを見上げていた。
「俺とだったらこっちだと言ってたが……」
誠孝は全然違う可愛らしいドレスを指差し、
「俺はこっちが好きだな」
と言う。
「あ、じゃあ、そっちにしますっ」
と日子は言ったあとで、
「いやいや、式も決まってないのに、そっちにしますもないですよね~」
と苦笑いした。
だが、誠孝は日子の手をつかむと、そのまま店に入っていく。
「すみません」
いやーっ。
ちょっと待ってください~っ。
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