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「もうちょっと落ち着いて……
あ、それ、いいですね」
ちょうど鏡の方を向いていた日子におねえさんがレースたっぷりのドレスを当ててみてくれる。
おねえさんはすぐ、次のドレスを合わせてみた。
「あっ、このドレスのふわふわ感もいいかもっ。
でもあの、実は、ショーウィンドウの左端のも気になってたんですけどっ。
いやっ、それより、そのカウンターの上のパンフレットの表紙のっ」
「……いや、お前が落ち着け」
と誠孝に言われてしまった。
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