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第1夜
この話は紫苑が一人で依頼をこなすようになって間もない時の話です。
この日は朝から妙な胸騒ぎがしていた
何故か紫苑の事が気になって仕方なかったのだ
確か…
今日の紫苑の依頼は山の調査と浄化…
危険はそんなに多くないはず
それに山の調査と浄化なら
前にも紫苑はやっているし
事前に俺と下見もしてる
紫苑なら大丈夫だ
自分にそう言い聞かせ
俺は自分の用事に出かけることにした
お昼を過ぎ
紫苑からの依頼終了の連絡はない
事前の下見で2人で見に行った時
わりと大きな山だった
そのせいで長引いてるのか?
そう思い 今度は別な用事で移動することにした
午後3時すぎ
まだ紫苑からの連絡はない
おかしい…
電話してみるか?
だが浄化中だったら…
俺は山に行ってみることにした
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