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それから…
私はただひたすら、この何処とも知れない、大量の傘の群れに訳もわからず叩き落とされた場所を歩き続けた。
辺りをキョロキョロ見回しながら、ひたすら歩くことしか、する事がなかった。
何故か記憶にある場所だった…
そのこともどうしてなのか、理解出来なかった。
しばらく、小1時間くらい歩いただろうか。
急に目の前に、人の姿が見えた。
知ってる人物に見えた。
誰だ?
するとその人は、急にこちらを振り返った。
私の顔を見た。
私も相手の顔を見た。
知っている男の顔だった…。
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