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下着の締め付け感が無くなり解放的な気分に浸ったのも束の間、皮膚が薄く敏感なお臍周りを舌で円を描くように舐められると迸る快感に思わず仰け反った。
宙に浮いた腰を下から撫で上げられ、声にならない声が漏れてしまう。
「〜〜っ」
フーッ、フーッと肩で息をする。
もうわけが分からない。
「やらしい顔…ほんとに好きじゃないの?」
「好き…じゃない、し」
ふいっと顔を逸らす。
彼は笑みを溢すと私に跨ったまま体を起こし、着ていたネイビーのサマージャケットと白い無地のTシャツを脱ぎ捨てた。
私と同じく半裸になった彼の体をチラッと横目で見てみる。
普段から鍛えているのが見て取れる割れた腹筋。服の上からだと気付かないけれど胸板は厚く、二の腕にも適度に筋肉が付いていて逞しい男性の体つきだった。
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