5029人が本棚に入れています
本棚に追加
/328ページ
中途半端に脱がされていたボトムと下着を足から抜かれて生まれたままの姿になった。
「育子さん…すごく綺麗…」
ポツリと呟いた言葉は本音?
それとも、これから抱く女へ媚び諂っているだけ?そんなこと、どっちでもいい。
今はただ、1秒でも早く。
「春瀬くん…もう我慢できないから…来て」
生唾を飲み込む音がする。
こんな台詞を口にしたのはもちろん初めて。
本能とは恐ろしいものだ。体で覚えた快感は脳まで刷り込まれ、さらに激しい刺激を求めている。
アパレル業界で働く私から見ても彼はとてもオシャレで、出会った時はトレンドのセットアップを綺麗に着こなしていたのに。
ジャケットと同系色のテーパードパンツと下着は乱雑に脱ぎ散らかされ、今は何も纏っていない。
引き締まった肉体はどこまでも美しくて、これからこの人に抱かれるのだと思うと嫌でも胸が高鳴る。
最初のコメントを投稿しよう!