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「育子さんが可愛いすぎて…俺どうにかなっちゃいそう…っ」
「ああっ…!」
繋がったまま耳元で囁かれ、快感に目が眩む。
太腿を持ち上げられ、グッと深いところまで腰を打ち付けられる。最奥を突かれるとエクスタシーが駆け巡り体中を支配された。
響き渡る水音、肌がぶつかり合う音、シーツが擦れる音。
彼の額を伝う汗、混じり合う吐息、重なる視線。
そんな些細なものでさえ気持ちを昂らせる。
彼も私も、理性なんてとっくに失っていた。
「…っ、俺、もう…っ」
「…ああっ、…私もっ…!」
一夜限りの関係ならば、もっと自分勝手に抱いてほしかった。もっと乱暴に傷つけてくれたら男なんてもう懲り懲りだって思えたかもしれないのに。
こんなに優しく、刺激的に抱かれてしまったら…
ーー…狂ってしまう。
ーー…溺れてしまう。
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