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あたしはその秀才な人物が見たくてあたりをキョロキョロ見回した。
…が、誰も返事をしないし立ち上がらない??
んん?? どういうこと!?
みんながざわざわし始めたその時…、
金髪頭のあの人が立ち上がった。
会場が一気に静まり返る中、不良くんはズカズカと壇上へ…。
ついにマイクの前に立ってしまった。
う、…嘘でしょ!?
この人が入試トップの秀才、鬼神樹くん!?
…な、なんて挨拶するんだろ??
鬼神くんはさっきあたしを見てきたよりもさらに眉間にシワを寄せ、鋭い目つきで…、
樹「俺がこの高校のテッペンになる!!」
うわぁ…!
やっぱりとんでもない不良じゃん!!!!
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