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披露パーティーもある程度まで参加したところで辞去し、自分の部屋に戻った。
湯浴みをし香油を塗り、着せられたのはリボンで肩を留めてあるふんわりとした夜着。
リボンを解くだけで簡単にはだけてしまうのを考えると何のための服かリアルに分かって恥ずかしくなる。
もちろん嫁き遅れ感の強い私でもちゃんと閨での作法をレクチャーされたし、ナニをナニするかは感覚として分かる。
経験がないだけで、殿下のソレを看病している間、見ないようにしていても目に入る日々を過ごして来たし…
最初は控えめだったソレが、ケガが治るにつれサイズ感を増し、しっかりと主張していたのを視線を逸らしつつも見ていたなんて乙女としてはあるまじき事よね。
誰にも言えないわ。
ただソレが、私の中に入ると聞かされて、あんな大きいものが入って、大丈夫なのかと不安にはなる。
お母様には、殿下のなさる事は受け入れて、お任せすれば大丈夫と言われたし、実際に結婚されている方々は皆様されている事よね。
大丈夫。きっと大丈夫よね。
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