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「ん…はふっ…」
息継ぎがうまく出来ずに少し開いた口にフレデリック様の舌が割り込んできて、口腔内を蹂躙されていく。
「ん、んん。あ、はぁ」
絡められる舌になんとか応えようとするが、なかなかうまく行かず、どちらのものか分からない唾液が口から溢れた。
「フレデリック…さまぁ。」
「セリーナ、綺麗だ。私に任せてくれ。」
繰り返しキスをしていた唇が首筋に移動し、チクリと痛みを伴うキスを落とされた。
「セリーナ、愛してる。」
私も…と返したいのに吐息と喘ぐような声しか出せない。
「あ、ああ、ん、んんん…」
フレデリック様のキスは甘さを残したまま舐めるように下へ移動していき、デコルテから右の胸の頂へ辿り着くと思い切り吸われる。
「や、はぅ。」
思わず瞑ってしまった瞳をゆっくり開くと優しいはずのフレデリック様の猛禽類のような眼に捉えられてしまった。
フレデリック様は、下唇を舌で舐めるとさっきよりはっきりと主張する様になった頂を口に含み、コロコロ転がすと反対の胸を揉みしだいてきた。
「あ、あーっ」
今まで感じたことのない感覚に身体の芯が疼き、フレデリック様に胸を突き出すように身体が反る。
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