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パズル。
それは一つ一つのスペースに当てはまるピースを規定順に填めて完成を目指すボードゲーム。
ではそのパズルを家庭、学校、会社、社会、と重ねてみるとどうだろう。
その世界というパズルの中に自分という存在というピースが当て嵌まっているスペースがあるといえる人はどれくらい居るんだろう。
逆にそのパズルに自分の当て嵌まっていないスペースがないと思っている人はどれくらい居るんだろう。
考えなくてもそれは私だった。
「あんな子このクラスに居たかな」
「クラス間違えてない?」
「そもそもこの学校に居たかな」
それは言葉の暴力ではなく私が相手の視野に入った途端に聞こえる声。
例えば学校というパズルの中にスペースがある。そこには生徒、教師などが入る。しかしそこに間違えて入ってしまうことがある。
そこに入ってしまえばパズルは完成しなくなる。一向に絵が見えないままになる。私というピースが学校というパズルに当てはまっていない。なんて思った時はあったけれどもうそれはちょっと前の話。
今は世界というパズルの中にも、私というピースが埋まるスペースがあるかどうかさえも頭で考えるようになってしまった。
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