重複異世界転送 強制勇者

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暫く2人は黙って歩いた 俺が唐木をチラッと見ると下を向き歩いていた…俺の目には何となく哀しそうに見えた 俺のせいだ…そんな事を思いながら前に視線を戻すと ホームレスの様な老人が目に入った 老人は目をつむりボロボロの服を着て木の棒を持って1人クルクルと回っていた… 俺は一瞬で唐木への申し訳ない気持ちと沈んだ気持ちが消え失せ、そして思った… 絶対に関わりたく無い…と 俺たちは顔を見合わせて無言で通り過ぎようとした時…店の看板を見て2人同時に足を止めた 看板には『ガチ神様』と有る… ヤバいネーミングセンスだ、こんな店有ったか? 看板から店舗へ目を移すと 店頭に紙でアグレッシブに掲げられたメニューの写真は普通に美味そうだった…が、ネーミングが… A5ッドステーキ GODS盛り焼きそば 全知全能定食…などなど 俺はテンションが少し上がった…
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