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父と、真実と一緒に話してた時間は、数分間に感じてたけど、外の時間はそうでも無い様で…
旦那と克実と実歩が、病院で私の確認中らしく、思ってた以上の悲しみを抱いてくれてました…
克実と実歩は、思ってた通りだけど…
旦那があんなになるとは…(呆)
『これから、貴様が二人を支えていかなきゃならないんだから、落ち着けよ!!(怒)』
一番にそれを伝えたくなる程、警察官や病院の先生に、
旦那…『犯人絶対許さね~!!(怒)医者なら助けろよ!!(怒)』
もう、どうにもならない事に泣き叫んでる旦那…(笑)
旦那が落ち着くのを待って…
私…『たぁくん…ありがとう』
旦那の耳元で伝えました。
22年振り位の愛称呼び…(笑)
『愛してる』は、こうなっても言えなかったし、言わない♪(笑)
克実と実歩には目の前で言えるんだけどなぁ…
思ってても、『愛してる』って言葉は、面と向かって異性には言えない私って…心が冷たいドSなんだろうか…(笑)
手帳に挟んだ、ミニレター…
それには、『愛してる』も込みで、旦那に本当は伝えたい事を書いた手紙…いつ気付く事やら♪(笑)
私の声が聴こえての驚き顔の旦那に、そう思いながら笑っていると…
父…『時間だぞ♪』
私…『お父さん♪』
そう言って、何十年振りかに父に抱きつく私の姿は、何故か真実と同じ位の姿で、何でなのか考えてると…
真実…『一番甘えたかったママの姿だよ♪私と一緒だね♪』
父…『魂になっても、克実と実歩は守れるから心配するなよ♪』
私…『お父さん、ずっと私を守ってくれてた?』
真実…『私も一緒に、ママと克実と実歩とパパ守ってたよ♪』
(穏やかに微笑む父)
私…『やっぱり…お父さん、まこ、本当にありがとう♪』
父…『待たせてごめんな…お疲れ様♪』
真実…『早く行こ♪親戚沢山居て、皆仲良し家族なんだよ♪』
私…『うん♪おまたせ♪』
私を真ん中に、左側に父、右側に真実と手を繋いで、これからの世界に行きました。
もし、生まれ変われるなら…二度と人間にはならずに、群れで生活する鳥になりたいと願う私でした…
終
BGM…
岡村○孝子『愛という名の翼』
オフ○コース『君住む街へ』
ベッド○ミドラー『From A Distance』
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