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「まあ、もう、こりゃあ、運命の二人だろう。しずかとのび太」
楯男おじさんが、嬉しそうに言う。
おじさんの愛読書は、ドラえもんと、数学書。
楯男おじさんは、お母さんのお兄さん。東京大学の数学教授だ。
そして、のび太くんは、教え子で外務省のエリート外交官の卵。
女っ気のない、のび太くんにおじさんが、しずかを紹介したってわけ。
「野比くんは、将来有望な外交官だが、彼女がいなくてね」
楯男おじさんが説明する。
「しずかも彼氏がいないっていうし、こりゃ、いいと思って」
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