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結論から言うと、朝起きたら隣に静馬先輩はいてその天使のような寝顔を拝めたし、無理やり一緒にお風呂に入らされたし、ドライヤーで丁寧に髪を乾かしてもらって。
今は徒歩10分の私の家まで送ってもらっている。
びっくりするくらい快晴の今日。
早朝の冷たくも心地よい空気を体にまとって、ちらっと先輩をチラ見すると同じように感じてるのか、眩しそうに空を見上げてる。
わざと歩幅を小さくして少しでも家に着くのを遅くしてる私に気づいてるのか気づいてないのか、どんなテンポでも私に歩幅を合わせてくれていた。
家に帰ってしまったら、全部夢になってしまうのだろうか。
好奇心から始まった昨日の夜からの一連の流れ、今だって現実とは思えないし、ふわふわしてて足場も不安定なまま。
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