その関係はやがて破綻するだろうとテラスハウスの誰もが噂した

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 俊太郎はもう動かないみすずを抱き上げた。まだ身体には温もりがあった。血が流れているのだから、辛うじて生きているのだろう。 「みすず。パパだ。おい」  みすずの身体にはもう力は無かった。髪を撫でた。頬をさすった。  みすずの身体はやはり、冷たかった。            (終)
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