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”修二さんがね、退職したの”
”え? 修二さん? ……誰だっけ?”
”え…………ミキの元彼よ。3年前付き合ってた”
”え?……覚えてないな〜”
信じられなかった。
ミキは、修二さんのことを忘れていた。
抑えていた怒りと嫉妬が一気に込み上げてきた。
モテるミキにとって修二さんは、
告白されたから付き合っただけの1人に過ぎなかった。
ミキはこれからも、平然として、私と親友でい続けるんだろう。
ミキが生きている限り、
私は一生、この想いを抱えたままーーー。
気付けば、テーブルにあったフォークを握り、
ミキに向かって、
振りかざしていた。
ーーーーー。
ーーー。
ーー。
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