4.この出会いは必然でした?

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そうして話しているうちに、今日の料理ができたらしく、博音さんは2人分を出してくれた 「今日は、ベビーリーフのサラダと、鶏肉と生姜の参鶏湯と、オレガノと白身魚のリゾットです。」今日は中華にフレンチ?によりどりみどりだった。 一旦話を中断して、食べ始めた。 手間暇かけて作られている料理はやはりとても美味しい。 美味しい料理を堪能して、食後のお茶を飲んでいると、 「そういえば、彩ちゃんはどうなの?ほら、次会ったら聞くって言ってたじゃない。好きな人は?」 と清が聞いてきた。 そうなのだ、聞くと言われていたのだ。 そのまま忘れてくれてても良かったのに。 と思ったが、「いや〜、」とか言って誤魔化しても「いや〜、じゃないわよ。」と言われてしまえば、逃げ道はない。 言い逃れはさせないぞオーラが出ていた。 仕方なく、話す事にした。が、その好きな相手は目の前にいる。 こんな拷問のような時間耐えられるだろうか。羞恥心で死んでしまいそうだ。 でも清は目をキラキラさせて待っている。 「好きな人は、居ます。とても優しい人です。 困ってる時とか助けてくる人で、素敵な方です。 でも、彼は皆んなにそんな感じで優しいんです。だから自分が特別とかは思ったことはありません。多分年齢は清さんと近いと思います。話してる感じだと、私よりはちょっと上なのかなって思ってます。」と言った。 そう、年齢は知らないのだ。清とは幼馴染だと言っていた。だからきっと清と同い年か、前後くらいなのだろうと勝手に考えている。 「そうなんだ、彩ちゃんはいくつなの?」と清が聞いてきた。 「私は26です。9月が誕生日なので、もうすぐ27になります。」 「へぇそうなんだ。じゃぁ私達の2つ下なのね。私達は同い年で28だから。」と私の聴きたくてもなかなか聴けなかった事をサラッと教えてくれた。 「へぇ、そうなんですね。」 (新情報ゲット!清さんナイス!)と心の中でガッツポーズをする。 「それでそれで?」と清は先を聞きたがった。 「そうですね… とても落ち着いていて、一緒に居ると安心できる人ですね。あと、多分心配性ですね。いつも私の顔色見て大丈夫か?って聞いてくれるので。」 と言ったところで、 「へぇ、かなり惚れ込んでるみたいね。良いじゃない。」と言われた。 「告白しちゃいなさいよ。」と言われるが、 「えっ、告白ですか?でも、もしかしたら彼女さんいるかもしれないですよ。そういう話をした事ないので、分からないですけど… でもすごく素敵な方ですし、」とかグダグダ言っていると、すかさず清が 「そんな事聞いてみなきゃ分かんないじゃない。 彩ちゃんこの前私になんて言ったのよ。思い出してみて?当たって砕けろと言ったでしょ。」
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