洗物が嫌いだった話

1/1
前へ
/1ページ
次へ

洗物が嫌いだった話

 洗い物が嫌いだった。  料理をするのは好きだけど、洗い物は嫌い。  だから、食後はいつも憂鬱になる。  食洗器が存在するのもよくわかる。  だってめんどくさいもん。  でも、会社の先輩のアドバイスで私は変われた。 「食器下げたら、そのまま洗う! それだけよ」  なんて単純なんだけど、効果はてきめん。  下げたら洗う!  これだけで憂鬱な食後の気分から解放された。  リビングで寛いでいる時に「シンクに溜まった洗い物しなきゃなぁ……」という憂鬱な気分になることも無くなった。  簡単なきっかけで世界は変わる。  大げさかもしれないけど、それくらい私には意味のあるきっかけだった。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加