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お願い・・・お願い神様ジャックを連れて逝かないで下さい・・・。 ジャックの命を助けてくれるのなら、神様じゃなくて悪魔でも死神でもいいから私の願いを叶えて下さい・・・。 「願いを叶えるには代償が必要だけど、それでも願いを叶えたい?」 目の前には可愛らしい少女がいた・・・。 「私の願いを叶えてくれるのならば、どんな代償でもいいのでジャックを助けて! 」 「ふーん・・・それがお姉ちゃんの魂でも?」 「私の魂?」 「うん。今の魂じゃなくてお姉ちゃんの来世での魂をもらう形になるけどいいの?」 「・・・私の魂でいいのならあげますからお願いします。あの・・・あなたは何者なの?」 「ふふっ私は死神よ♪わかった。お姉ちゃんの願いを叶えてあげるわ。でも来世のお姉ちゃんはどう思うんだろうね?いきなり魂を奪われることに憤りを感じるんじゃないかなぁ?なんで前世の約束なんかで自分が死ななきゃいけないの?ってね・・・」 「来世の自分に恨まれてもいい・・・もう覚悟はできてるから・・・」 「じゃあ契約完了だね。今から願いを叶えに行ってくるよ。約束はちゃんと守ってねお姉ちゃん・・・」 そう言い死神は私の前から消えた・・・。 そして死神のおかげでジャックは健康な身体になり、私とジャックは結婚し生涯を共にした・・・。 来世の私、ごめんなさい・・・。 私だけ幸せになって、あなたは私がした理不尽な約束で一方的に命を奪われる・・・。 本当にごめんなさい・・・。 償っても償いきれないくらい・・・。 ごめんなさい・・・。 また生まれ変わったら、幸せになれるように私はここから祈ります・・・。
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