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「ねえ、少し痛くても構わないから、挿れてみて? 試しに、一度だけ。ねっ?」
ルイのエロにたいする勇敢さに、もはや胸の奥がじーんと熱い。もうこの尊きお方に一生ついていこうと心に誓う。
覚悟を決め、ルイの腰を掴み、自分の方へ引き寄せた。すると何を思ったのかルイは、ぐるりと身体を回転させ、仰向けになった。両脚で俺の身体を左右からがっちり挟み、俺の首に抱きつく。
散々エロいことをしておきながら、いまさら恥ずかしそうに金の睫毛を伏せた。
「……お願い、こっちの向きでして。ユリウスの顔、ちゃんと見たいから」
はああああ。可愛い。俺の天使。大天使。絶対幸せにする。一生、俺のすべてを捧げる。
「……ユリウス、泣いてない?」
「泣いてる。ルイが尊すぎて泣いてる」
もう、どうしよう。もし痛くしたら、俺が代わりに死のう。
自分のものに蜂蜜をたっぷり垂らし、ルイの脚を持ち上げ、そこにあてがう。
「……挿れるよ」
「ん……」
ルイが瞳を閉じ、俺にすべてを委ねた。
身体をゆっくり前傾させる。思ったよりも抵抗なく、先端が、ずっ、と奥に滑り込んだ。
「……んはっ、……ああんっ」
ルイが小さくうめき、背中を弓なりに反らす。驚くことに、そのままずるずると中へ潜り込んでいく。
嘘だろ。はじめてなのに、入った。
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