練習2 蜂蜜

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「ねえ、少し痛くても構わないから、挿れてみて? 試しに、一度だけ。ねっ?」  ルイのエロにたいする勇敢さに、もはや胸の奥がじーんと熱い。もうこの尊きお方に一生ついていこうと心に誓う。  覚悟を決め、ルイの腰を掴み、自分の方へ引き寄せた。すると何を思ったのかルイは、ぐるりと身体を回転させ、仰向けになった。両脚で俺の身体を左右からがっちり挟み、俺の首に抱きつく。  散々エロいことをしておきながら、いまさら恥ずかしそうに金の睫毛を伏せた。 「……お願い、こっちの向きでして。ユリウスの顔、ちゃんと見たいから」  はああああ。可愛い。俺の天使。大天使。絶対幸せにする。一生、俺のすべてを捧げる。 「……ユリウス、泣いてない?」 「泣いてる。ルイが尊すぎて泣いてる」  もう、どうしよう。もし痛くしたら、俺が代わりに死のう。  自分のものに蜂蜜をたっぷり垂らし、ルイの脚を持ち上げ、そこにあてがう。 「……挿れるよ」 「ん……」  ルイが瞳を閉じ、俺にすべてを委ねた。  身体をゆっくり前傾させる。思ったよりも抵抗なく、先端が、ずっ、と奥に滑り込んだ。 「……んはっ、……ああんっ」  ルイが小さくうめき、背中を弓なりに反らす。驚くことに、そのままずるずると中へ潜り込んでいく。  嘘だろ。はじめてなのに、入った。
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