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胸元のリボンを解く。露わになる、透けるように白い肌。膨らみも何もない胸を、掌で撫で、くちびるで吸い、舌で舐める。ルイの声が熱を帯びる。
薄桃色の小さな突起。可愛くてたまらなくて、いつもよりしつこく責めた。ルイがしなやかに身体をよじり、甘えるような声を出す。ふわふわのレースの向こうで、ルイのあれが硬くなっていく。
ドレスを引き下ろし、寝台の外に投げ捨てた。部屋の中だということを思い出し、ルイの身体を両腕に抱え、足早に浴室へ移動する。
今夜は少し肌寒いかもしれない。お湯の栓をひねる。ルイを浴槽の中に下ろし、自分も服を脱いで飛び込んだ。
シャワーの音。立ち上る湯気。ほんのり残る、蜂蜜の匂い。本能の押し流すままにキスを続ける。
触れ合った部分が熱い。すっかり手慣れてきたルイが、俺の首筋を舌の先で責める。細い指先で、熱を帯びたあれをくすぐるようになぞる。その途端、驚くような早さでのぼりつめていく。
「ルイ……ちょっと、待って……なんか、……あのっ」
慌ててルイの手首を引き離したら、代わりに口で咥え込んだ。その瞬間、ぞぞっと背筋に快感が走り抜けた。
――やばい。何かもう、いきそう。
ルイの頭を引き離そうとするが、ルイは頑として動かない。
いままで一度も、ルイの口の中に出したことはない。そんなことをしたくなかった。ルイを大事にしたいから。それなのにルイが食いついて離さない。舌の先で敏感なところを執拗に責める。
「……ル、ルイっ、もう……離して、お願い……あの、もうっ……やっ、ああっ」
浅い湯の表面で身体が跳ねる。その直後、意識が弾け飛んだ。
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