僕の心の中で

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「ゆう〜、明日遊ばない?」  僕の名前は夢斗…なのにも関わらず、名前から『ゆ』だけをとり、ゆうとよばれるようになっている。  僕の幼稚園からの幼馴染である、日菜からのメール。女の子だけど、付き合うとかも考えられない。けど、中学に入って、中々遊ばなくなるものだなと感じてしまった。  まぁ、時々相談は乗っている。 「いいよ〜、どこ行く?」 「カフェとか行って、ゆっくりしたいな〜」 「わかった〜、じゃあお昼に家の前集合で〜」  こうして予定が決まり、僕はすぐに寝た。  朝起きると、目の前には日菜がいた。充電していたスマホを見ると、まだ八時。なぜここにいるのだろうかと、疑問には思ったが、起こされなかったのでよしとした。 「日菜、お昼じゃなかった?」  僕がそう聞くと、日菜は首を傾げている。 「初めまして、ゆう。はやく顔を洗って、寝癖治して行こ!?」  日菜の冗談で、いつも初めましてと会話している。 「はいはい、準備するからリビングいて」  僕は目を覚ますために、顔を洗いに行くと、当たり前のような顔をしてずっとついてくる。こんなことは今までになく、なんだか様子が変な感じがした。  その後部屋に戻って、着替えようとすると、まだついてくる。 「おい、さすがに着替えは…」 「あ、ごめんごめん……なんかついて行きたい気分だった」  苦笑いのような笑顔を見せ、部屋を出て行く。  僕が着替え終わり、外に出ると、日菜はドアの横で座り込んでいた。 「はやく行こ!!」
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