はじまりのはじまり

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はじまりのはじまり

 原始、人類は火を手に入れた。それから文明が生まれ、エデンの園を凌駕する楽園を生み出さんと、人類は日夜明け暮れた。  神はお人好しだから、そんな人類に最後のアドバイスとして叡智を与えた。数多の古代文字が刻まれた黒耀石柱を、人々は崇め奉るようになった。モノリスと名付けた。人々は与えられた叡智を大切に使った。人類は急激に成長した。同時に争いが生まれた。モノリスを我が物にし、世界を平らげんとする不届き者が跡を絶たなかった。さすがの神も人類に辟易し、モノリスを隠し、一つ新しいルールを加えた。  これが今よりも遥かに昔の話だ。
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