Marry me?

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(ブブ、ブブ、ブブ…) スマホで結婚関連のネットサーフィンをしていると、そのスマホが俺の手の中で震えた。 ---またかかってきた。 あんな電話の切り方をしたら、いつもなら数日はかかってこないはずだったが、何故だか今夜はすぐかかってきた。 俺はその意味するところを感じ取り、多少の覚悟を胸に、通話ボタンを押した。 「もしもし…」 「ああ、ヒロシ? アンタあげな失礼な電話の切り方しよってからに。  なんなんよ、いったい。 そいで、早よ孫の顔見せてって前から言っとろうが。 孫の顔見せるの、いつまで待たせる? お父さんもお母さんも、いつまでも生きとりゃせんからね? そうそう。 どげん?あんたが前にチラッと言うとったアスカちゃんとは、その後いい話はないんか?」 さっきと同じように捲し立てる母。 「母ちゃん、さっきはごめん。 俺も、結婚したい…。 したいと思っとるよ …でもな。母ちゃん。   あんたの息子は、まずその相手を探すところからかだわ。 因みにアスカは、二次元な?」 俺の覚悟を告白を聞いた母は、何故だか「良かった」と言って、叔母の紹介する見合いの話を切り出した。 母の言った「良かった」とはどういう意味だろう…。 俺はまた一晩悩まされそうだ。 終わり
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