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「……あ、後ね?
麗先生が、……その……。」
兄嫁が? なんだ?
あまりろくな事を考えてないからな、あの人。
「……旦那様はいつもお仕事でお疲れなんだから、お風呂でマッサージでもしてあげて、労らないとダメだって、そう言うの。
妻の務めなんですって。」
マッサージ‼︎
つ、妻の務め⁉︎
「マッサージ…してほしい?」
もちろんだ!
「し、してほしい。」
前言撤回!
兄嫁、やるじゃないか。
最高の誕生日プレゼントだ。
「フフフ…では、お殿様?
お里が誠心誠意、お仕えさせていただくでござるよ。」
こうして、結婚して初めての誕生日は、くノ一の新妻によりハジメテの出来事で幕を閉じた。
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