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ボディスーツとつけていたハンドカバーを滑るように脱がされ、肌色のアンドロイド同士が肌を重ね合う。
引き締まったトキオの体は、感触も色も人間とまったく変わらないのだと、実感する。
カイからトキオの体にキスをし、胸にある両の尖りを舌でなぞるようにすると、トキオは体をぴくんと這わせる。
そのままカイの手は、トキオの下半身に伸び、すでに反応しているそれを、優しく握り、先端を撫でるようにして、溢れつつあった粘液を馴染ませていく。
「カイ……刺激が強い…」
「いいよ、出しても。なんなら、すぐに挿入する?」
「嫌だ。もっとカイの体を見たい……」
人間なら、もう限界に近い硬さのそれを、カイは愛おしそうに眺める。
「じゃあ、お互いのものを舐め合いっこする?」
「それは、目の刺激が……強いな」
いちいち反応がかわいいトキオに、カイは嬉しくなる。
「じゃあ、まだ時間はあるから、僕の中でイクのはどう?」
「わ、わかった」
「じっくり僕のココを馴らすプレイは、また今度ね。今日は、僕のほうで用意する」
「用意?」
カイは自分のアナルに潤滑材の分泌命令を出す。普段はめったにしないが、急ぐ主人のための機能で、今まで使ったことがなかった。
「はぁ……ン」
「カイ、どうした?」
「濡らすだけかと思ったんだけど、その……興奮信号も出るみたいで、トキオ、早く欲しい…」
「わ、わかった。どうしたら?」
「僕がまたがるね」
両足を前に伸ばして座っているトキオに、跨るようにしてカイはじっくりと腰を落としていく。
「あ、ああっ……トキオの、すごい」
じわじわとカイの閉じられた蕾を割り裂いていく、トキオのそれは的確にカイの気持ちいいところを刺激する。
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