18人が本棚に入れています
本棚に追加
覚悟
ーーこれは、覚悟しておいてくださいよ?
男は被害者数が10名を越える中澤翔太に言った。
「ーー何を覚悟するんだ??」
翔太の顔が青ざめている。
これまでの人生が走馬灯の様に思い出された。
そう、あの時。。
俺の人生はあの時までは、幸せの階段を上っていたはずだ。。なのにーー。
走馬灯の様に流れる思い出の中の一つが、煌びやかに光って見える。
ーーあぁ、これが俺の人生で、一番素敵な思い出だ。
その記憶を手繰り寄せる。。
最初のコメントを投稿しよう!