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「くくっ。ははっ!」
「なっ、なにがおかしいんですか!?」
原先生はなぜだかお腹を抱えながら、爆笑していて。
「いや? いつもクールなお前が、こんなに熱くなってるところは初めて見たなぁと思って」
しまった、すっかり先生の策略にのせられてる……!
「まー、お前の言う通り、ホントは俺の仕事だよな。でも、俺が届けに行くのもめんどいし、羽鳥は失恋の傷をイケメンで癒せてウィンウィンじゃん。っつーわけで、よろしく頼んだぞ!」
かくして。
まんまと原先生のペースにのせられた私は、届けるべきプリントと王子先輩の家の住所を押しつけられてしまったのだ。
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