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北のはずれにある小さな国。その国の静かな森を抜けるとそこは銀世界。もみの並木道に雪の結晶がひらひらと舞い、ふわふわの綿雪が辺りを白く染めていく。並木道の先には、イルミネーションが暖かく光る大きな町。その町では、赤い服を着た人々が慌ただしく仕事をしている。
そう、そこはサンタクロースの国。
時は12月初旬。もうすぐクリスマスがやってくる。世界中の子どもたちから手紙が届き、子どもたちが願うプレゼントの準備が始まる。
ゲームやおもちゃ、お菓子などがトナカイのソリに乗せられ到着し国ごとに仕分けられる。
そんな中、手紙が届くサンタ郵便局では、女の子からの一通の手紙に頭を悩ませていた。
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