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とあるところに、お菓子の国がありました。お菓子の国の住人のお菓子の妖精は、お菓子が大好きなので、街もお菓子であふれています。道路の石畳は板チョコ模様で、街灯の明かりの部分は苺の形をしています。道端のオブジェはカップケーキ型です。
そして、お菓子の妖精たちが住む家も、壁はピスケット型のレンガでできていて、フルーツ型の小窓がついています。
これら、街を彩るお菓子たちは、さすがに食べられません。すべてイミテーションですよ。
お菓子の妖精は、時々人間界にやってきて、人間たちにお菓子の存在を伝え、食べるように促します。人間にお菓子の素晴らしさを伝えるのがうまい妖精ほど、お菓子の国では身分が高くなる決まりでした。
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