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 片岡くんは私の制止を振り切り、缶コーヒーを一気飲みした。 「これで目が覚めました! ありがとうございます!」  私は彼の背中をポンと叩くと、 「さあ、仕事頑張ろ」 と言った。  この可笑しくて気になる後輩の話を早く友達に聞いてほしい。愚痴なんかじゃなく、のろけ話みたいになっちゃうかもしれないけど。 「この前、教えたことだけど覚えてる?」  私の問いかけに片岡くんは清々くらいの申し訳なさそうな顔をして答える。 「すみません、忘れました!」
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