13人が本棚に入れています
本棚に追加
After story
少しずつ日が落ちて、太陽の色がにじんでいる空。
夏のうだるような暑さですら、今はどこか心地いい。
それはきっと、隣に君がいるから。
あの日、私たちはこの屋上で告白をした。
最初はお互い、別々の相手に片想いをしていて。
ささいなきっかけから、好きって言われたい同盟を結成して、それぞれの恋路を応援するはずだった。
でも……いつのまにか、君に心惹かれている自分がいて。
その気持ちに気づくまでには、いろんなことがあったけど。
全部、この出会いのためだったのかなって考えると、それも悪くないって思えるよ。
最初のコメントを投稿しよう!