逃げる

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------------------- 目も開けられない環境の中、皮膚の感覚だけが頼りだ。 どこだ? どこにある? オレはそれを探し出して、早く逃げなきゃならねえんだ! 右往左往する中、何かがオレの頬に当たった。   あった! 手を封じられたオレは、素早くそれを口に含んで急いで離脱しようと動き出す。 ---早く組の仲間の元へ行かなきゃ…。 だがオレが顔を上げた瞬間。 「パンパーン」 再び銃声が、しかも二発轟いた。
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