episode.1
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1ヶ月ほど 過ぎた頃 私の中では もう 彼のことは 諦めかけていた頃だったと思う。 今日こそ居るかな、 そんな風に毎朝のように 思っていたけれど どうせもう彼と会うことはない そう考えるようになった頃 彼は いつもの電車の ドアの入口付近に 乗っていた。
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