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振り上げた鍬に、太陽光が降り注いだ。
ネヒロネの住む地域は工業化が少し進んできたとはいえ、まだまだ農業が盛んで、彼は汗をかきつつ鍬を振るっていた。
炎天下の元、もう今日の何度目になるか分からないほど、ネヒロネは鍬を振り上げた。その時、遠くに見たことのない若い女性が見えた。覚束ない足取りで歩いている。
次にネヒロネが鍬を振り上げた時、女性はうずくまり、そのまま倒れ込んでしまった。
ネヒロネは急いで鍬を振り下ろし、女性の元へ急いで走っていった。
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