わたしの太陽

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♢  高校3年間同じクラスだった彼女はいわゆる優等生だった。  成績はもちろんのこと人当たりも良くて同級生からも人気が高く、先生からの評判も良かった。  いつもみんなの輪の中心にいて、人を笑わせては自分も楽しそうに笑っていた。  運動はちょっと苦手で球技大会の時は毎年休む方法を考えていたけれど、やっぱり真面目な彼女はちゃんと参加していた。とっても嫌そうな顔をしていたことは、今でもバッチリ覚えている。  笑顔が可愛くて、勉強もできて、人気者の彼女はどこか生きづらそうに見えた。  そして高校3年の夏休み明け。彼女は突然、学校に来なくなった。  
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