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「あっれ~?
どうしたの? イケメン二人揃い踏みで」
リラクゼーションルームには大欠伸している紗江がいた。
「いやいや、紗江さん。
こいつが蓮形寺さんと付き合ってるっていうから」
と後ろで言う道馬を置いて、蓮太郎は椅子の側に投げていたスマホをとる。
唯由からもう連絡先が入ってるかな、と思ったからだ。
開けてみると、横から道馬が覗き込んでくる。
「お前みたいな変人によく付き合ってくれてるよな、蓮形寺さん」
と言う道馬は、唯由も似たり寄ったりな性格であることを知らなかった。
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