幕間 その二

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「では私はこれで……。 レギス様、お楽しみを」 「おう、部屋に誰も近づけるなよ」 「仰せのままに」  アーセルは静かに頷くと、扉を閉めた。 「…………で、女。 お前の望みはなんだ」 「は、はい。 実は私の妹が病気で……。 エリクシールが無いと死んでしまうんです。 なのでどうかお譲り頂けると……」  エリクシールか……。  当然用意してある。  なにしろこの女を釣るために、わざわざ大金を払って用意したんだからな。 「良いだろう。 だが対価は頂くぞ」 「わ、私の家は貧乏でして…………その……お金は……」  調子に乗るなよ、貧乏人が。 「ふざけるな、この俺様が金に困ってるとでも言うつもりか?」 「め、滅相もございません! 申し訳ありませんでした!」  女は失言だったと、慌てて頭を下げる。  肩が震えているな。  よほど怖いのだろう。  だからこそ、そそる。  女の怯える姿は、どのような甘美な誘惑よりも胸を焦がすものだ。  さて、そろそろ我慢も限界……。 「ふん…………俺様が求めるものは一つだ。 分かるな?」 「…………っ……はい……」  女は俺様の言葉に肩をビクッと震えさせながら頭を上げる。  その小綺麗な顔は恐怖に歪み、歯がガチガチと震えており。  観念して、ゆっくりと肩の衣服をずらしていく。  そしてーーーー 「す、好きなだけ…………私の身体を……おつかい……ください…………っ」 「なら商談成立だな。 シール、この女めちゃくちゃにしてやろうぜ」 「よっしゃ、任せとけよ。 あんたに貰った奴隷の女と同じようにしてやんよ。 ふはは!」  俺様とシールは女の身体をなじり、尊厳を破壊し尽くすように一晩かけて犯し尽くした。   「ひっ…………誰か…………誰か……助けて………! 誰でも良いから……私と妹を……助けて……」
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