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「今は完全に趣味でやってるのをもう少し・・・なんて言うのかな。」
颯太はわかったように頷いてくれた。
「小説投稿サイトのコンテストや公募に応募してみるとか、文章に関わる仕事に転職するとかもいいんじゃない?」
「うん・・・そんな風に出来たらいいな。」
「陽南がそうしてくれたらいいなって思ってた。たくさんの人に陽南の作品を読んでほしいし、すれ違っていくだけで終わったかもしれない俺達を結びつけたのだって陽南が書いた文章なんだから。こうやって再会できたのだってそうだし。」
そう言って優しく肩を抱いてくれ、もう片方の手で私の膝の上で握られた2つの手を包んでくれる。その温もりになんだかすごく力が湧いてくるような気がする。
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