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ヴェネツィアとクルーズ船
【News in Levels】
Venice and cruise ships 14-06-2021
石垣島の海に巨大な浮島 シュノーケルやダイビングの拠点 JTBが設置へ 飲食や展望室も (6.28 沖縄タイムズ)
沖縄県石垣市の屋良部半島の大崎海域の沖合で、JTB沖縄がマリンレジャー事業の拠点として、巨大な人工浮島(ポンツーン)の設置を計画(中略)JTBによると、観光用の人工浮島が設置されれば国内で初めて。
コロナの影響で観光業は模索をしているのだろうなと、思う反面、海の生物や自然への影響はどうなのだろう?と疑問が湧きました。
海外でも観光に関する問題は色々あるようで。
水の都・ヴェネツィア(イタリア)のニュースです。
イタリアのヴェネツィアでは政府がベニスの歴史的中心街からのクルーズ船を禁止していると述べました。
しかしながら先週の土曜日に、新型コロナウイルスの大流行がはじまって以来初めて中心街に巨大な船がやって、それに対して多くの人々が抗議しました。人々は波止場に立ち、ボートに乗って水路を経ち(クルーズ船が入らないようにブロックしたのかな?と解釈しました。間違っていたらスミマセン…)
音楽を演奏し、船に向かって怒鳴りました。抗議者達はクルーズ船は中心街を破壊するし、クルーズ船は大きすぎるし、そして新型コロナウイルスの大流行以前より問題だったと言いました。
イタリアの船旅会社の責任者はヴェネツィアは母港であると説明し、それは旅程がそこで始まり、終わることを意味しています。責任者はヴェネツィアとクルーズラインのために多くのお金が稼がれていると言いました。そして旅程からヴェネツィアを取り除くことは大きな問題になるでしょう。
責任者は市と問題解決の働きかけを行っていると言いました。
何とも難しい問題ですね~。
ヴェネツィアに行ったことがないので現地の観光事情は分からないのですが、クルーズ船の旅って地元に落とされる利益はい意外と限られているという話を聞いたことがあります。つまり、船が滞在している近隣には観光客よりお金が落とされますが、地元へすみずみまでお金が落とされる訳ではないんですよ。
また、日本でも一時問題になりましたが、急に訪日客が増えると地元が対応しきれなくなって、旅行客は楽しんで帰るだけですが、そこで長年商売をしていたり住んでいたりする方からすれば、マナーの問題や治安の問題などと向き合わざるを得なくなります。
ヴェネツィアの方々も多くの観光客が訪れてお金が落とされることに期待するよりも、歴史ある都市を守っていきたい想いが強いのではないでしょうか。
船旅会社の方はしっかり相談をして対策を練ってから、地元の方々へご理解を頂いた方が良さそうですね。
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