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コーヒーで部屋を暖める
【News in Levels】
Coffee Heats up Homes 10-06-2021
皆さんはコーヒーはお好きですか?
私はスターバックスのアイスコーヒーと上島珈琲の黒糖ミルクコーヒーが好物です。
コーヒー豆の独特の匂いが好きなのですが、そのコーヒー豆のカスを燃料として使うという発想は全くありませんでした。
紅茶好きが多いイメージがあったイギリスではコーヒー豆のカスから何と燃料を作っているそうです!
ロンドンの埋め立て地には年間約200,000トンのコーヒーのカスがありますが、バイオ・ビーンのCEOである26歳のアーサー・ケイ氏には解決策があります。
(ケイ氏は)ロンドンの住民で3年前から事業を行っており、400社以上の会社があるヴァージン・グループの創業者であるリチャード・ブラウン氏を含む著名な支援者がいます。
ケイ氏は家の暖炉で使用するための固形燃料としてバイオディーゼル(生物由来の物資を原料としたディーゼル燃料)でにコーヒーのカスからできた固形製品を作ると説明しました。(見た目は石炭みたいです。コーヒーのカスを固めると石炭そっくり…あら、びっくり)
ケイ氏によると一つのログ(コーヒーのカスからできた固形燃料)は25杯分のコーヒーのカスからつくられ、木のログよりも暖かく長く燃えるそうです。
石炭の代わりに利用されるコーヒーのカス1トン毎にブラック・キャブ(黒塗りタクシー)でロンドンから北京を運転して2回運転するのと同じ量の二酸化炭素を節約できます。
毎年ケイ氏の工場では50,000トンのコーヒーのカスからできた燃料を製造しており、数十万もの世帯に十分な燃料を供給することができます。
人々がイギリス中のコーヒーのカスを手に入れれば、恐らくロンドンの約2/3がコーヒーのカスだけで電力を供給することができます。
ケイ氏はコーヒーのログからかすかにコーヒーの匂いがするのにワクワクしていました。しかし、ケイ氏いわくコーヒーのログは多かれ少なかれ無臭の燃料であるといいます。けれどもコーヒーの油はとても強烈なコーヒーの匂いがします。
おお、暖炉からコーヒーの匂いが漂ってきたらコーヒー好きにはたまらないのでしょうか。
石炭や石油などの地下資源に頼らず、廃棄されるであろう物から燃料を作りだす発想に脱帽です!
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