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「好きが伝わらないってキツイね」
抱きしめる力が緩む。
離さないで。と思ってしまう。
でも、ココから抜け出さないと。
強い意志を持って、彼の腕を押す。
でも、彼は拘束を解かない。
「乃ノ香さん、好きだよ」
甘く痺れる。
声が媚薬になるなんて知らなかった。
身体の奥に熱が集まる。
このまま抱かれてしまったら、絶対に気持ちイイ。
心が満たされた今、へたくそなエッチだって、絶対に気持ち良く感じるはず。
「どこまで求めれば、応えてくれるの?」
彼は再び強く私を抱きしめた。
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