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「あ、先生…すみません。」
彼をなだめ、座らせると…俺はニッコリ微笑んでみせた。
「お前らごめん、イラストとか描いてやりたいけど…お前ら売るだろ?」
笑顔で言った俺から、みんな瞬時に目をそらした。
「おいおい…冗談で言ったのに、そのつもりだったのか?ま、機会があればな。とりあえず、場をわきまえて大人の対応を君らに求めるよ。わかった?」
「?」
「あ!もう…谷崎先生すみませんでした。」
「ん?直央?」
一瞬、隣に座っていた彼がそう言ったのを俺は聞き逃さなかった。
「うん?」
俺はその生徒と彼を見ていたが、何かあるようだとすぐにわかった。
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