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不機嫌そうに座った彼を見ていると、俺に八つ当たりしてきた。
「なんだよ。」
「秀幸さんたら~噂の絶えない、お人ですね。」
なんて、俺がおちゃらけて彼をちゃかしていた。
「うるさいよ、気持ち悪い話し方するなよ。」
「スマイル…スマイル、顔コワいですよ!」
「あ?」
「国語の先生なのに、口が悪いですね。」
「まったく…優也には調子狂わされるよ。」
「そうすか?」
そのあとには、実は男のほうに興味があり…!!
と、噂されると彼は憶測で物事を判断して口にするんじゃない!
これまでとは、違った態度を見せた彼の俺に対する配慮だったんだろうけど。
西村先生は…。
「嶋谷先生?お話があるんですが?」
「はい?」
職員室で彼に声をかけたのを俺は、横で見ていた。
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