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工具が置かれていて、頑丈につけられていたカギにハンマーを振り上げた。
「ふさいだか?」
「…。」
返事が聞こえないことを確認して、俺は鍵を壊した。
扉がゆっくり開くと、汗びっしょりなナオが出てきた。
「はあ…うそ、外真っ暗。」
「いつからいたのか?って聞いても…わからないよな?」
「うん…。」
「あ、ちなみに美術何限だった?」
「2限…からかな。」
「家のひ…あ、一人暮らしだったな。」
「え?」
「は?その顔なに?実は、秀幸さんと住んでいるんですう。とか、言わないよな?あ?図星なのか?」
「直央!どこだ!」
美術室の扉が開いたとたん、彼女が止めるのも聞かず…俺は彼にグーで殴り倒され床に転がった。
までで、終わるかと思えば、このオッサンどこで覚えたのか?
「優也!お前…俺の。」
腕まで締め上げられた。
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