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(やべっ!行くぞ。)
琉夏に言われて皆で慌てて玄関へ。
((行って来ます))
(行ってらっしゃい)
家を出て15分…校門が見えた。
皆の学校はあたしの学校から5分。
校門で(いく~~~)って声が聞こえた。
(美亜おはよう。)
幼なじみで、幸也の彼女の美亜。
(ゆきおはよう)
ギュっと抱き着いた。
美亜…あたしに挨拶はないのか
(おっと…。美亜おはよう。今日もいくの子守りよろしくな)
(ゆき!子守りってなに!)
((美亜おはよ))
(琉夏にぃ、琉衣にぃおはよ)
美亜はみんなにも挨拶していた。
無視された…。
(美亜行こう。皆バイバイ)
((知らない人に着いて行くなよ))
(はぁい)
美亜と一緒に校門を潜った。
校門から二人で歩いていると、視線が…。
(かわいい子がいる)
(長い髪の子イイ)
(ボブの子も…。)
(なんだろう?見られてる?)
(いくは鈍感ね。)
二人は気にせずにクラスを見に行った。
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