13.決着の願い

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「楽しみですねぇ」ノアールははしゃいでいる。 「それはそうと、カターシャ、ブリードからの代償は何だったんだ?」ミカリス王が尋ねる。「んなもん言わねぇよ……」顔を赤答えるカターシャ。アズールは後ろでにこり笑っていた。  森の上空に着いた頃、「みんな、大蛇の元に到着したら、大蛇と絶対に目を合わせたらダメだぞ。いくら顔を上げろと言われても……」アズールが大声でつげた。  深く頷く一行。彼らの意思は皆同じ。「サリーを助けるために」だ。
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