13.決着の願い

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 彼らが目を開けると目の前には大蛇が。その向こうには影に囲まれたサリーが立っている。手からは握りすぎたのだろう。血がポタポタと垂れている。 「サリー!!」とカターシャが言おうとした瞬間、アズールによって止められた。 「何で止めるんだ」小声でアズールに詰め寄るカターシャ。 「今言ってどうするの? ここは年長者に任せたほうがいいよ……」アズールが大蛇を見て呟いた。 ______死神を召喚しようとしたな 「ナゼシニガミジャナイ。ダイジャヲタノンダオボエハナイゾ」  影がサリーに向かって言っている。 ____死神を召喚して何をするつもりじゃ 「コノヨヲオワラセル、シノセカイニスルンダ」 ____お主らには話しても無駄じゃな  そういうと大蛇は 轆轤(ロクロ)を撒き出した。
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