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彼らが目を開けると目の前には大蛇が。その向こうには影に囲まれたサリーが立っている。手からは握りすぎたのだろう。血がポタポタと垂れている。
「サリー!!」とカターシャが言おうとした瞬間、アズールによって止められた。
「何で止めるんだ」小声でアズールに詰め寄るカターシャ。
「今言ってどうするの? ここは年長者に任せたほうがいいよ……」アズールが大蛇を見て呟いた。
______死神を召喚しようとしたな
「ナゼシニガミジャナイ。ダイジャヲタノンダオボエハナイゾ」
影がサリーに向かって言っている。
____死神を召喚して何をするつもりじゃ
「コノヨヲオワラセル、シノセカイニスルンダ」
____お主らには話しても無駄じゃな
そういうと大蛇は 轆轤を撒き出した。
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