14.決意のその後

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 テントの外から声がする。何やら賑わしい。  眠い目を擦りながらテントを出るサリー。 「おはよう。一体……」 「サリー!!」聞き覚えのある声がサリーを呼んでいる。 「ゾーイさん? ボト?」目の前には大きなクマのボトが。更にサリーが視線を地面に向けると、城の調理場で仲良しなシマリスのゾーイがいた。 「どうしたんですか?」サリーが尋ねる。 「どうしたじゃねぇよ! 風の噂でサリーが影に捕まえられたって聞いて、心配で駆けつけたら……カターシャと同じテントで寝てるじゃねぇか!」  ボトは大きなクマの体を上下左右に動かしながら話している。 「カターシャにムカついて、朝テントから引っ張り出してやったぜ!」ボトはメラメラと戦闘心を燃やしているようだ。    「通りで、カターシャ……眠そうなのね」サリーがボトの後ろをみると、大きなあくびをしているカターシャがいた。 「ったく朝からうるさいんだよ。でかいクマのくせに……」 「んなんだと!」ボトがカターシャに言い返していると__
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